英国🇬🇧は日本びいき?


梅雨がすぐそこまで来ていますが皆様お変わりありませんか?

先月はアメリカ🇺🇸の大統領が国賓として来日し、話題になりましたが、その一ヶ月ほど前、英国🇬🇧の外相、ジェレミー•ハント氏が来日されていたのをご存知でしょうか。(メイ首相が6/10に辞任されるので、外相としての任期も間もなく終了します。ちなみに彼は保守党の党首選に立候補しています。)

実はこの方は23歳の頃、英語教師をしながら日本語を学びに来日していらっしゃり、2年ほど在住されていました。よって流暢に日本語を話される外相です。

先々月(2019年4月)の来日の際には都立日比谷高校で特別講義をされました。その内容を是非紹介させてください。語学を学ぶ意義を分かりやすく、若い人の心に響くよう、ご自分の言葉で、しかも日本語でスピーチされています。(動画はBritish Embassy Tokyoのサイトでご覧下さい) 以下全文

「私が初めて日本に住むために来たのは23歳の時でした。日本語を学ぶために日本に来て…けれどもお金が無くて、昼は日本語の勉強、夜は英語の先生をしました。

日本語を学ぶ事は大変でした。一番大変なのは漢字を学ぶこと。2,000字覚えました。

日本の精神、日本のキャラクター、日本の人々を 日本語を学ぶまで 理解する事は難しかった。

だからあなた達は外国語を学ぶことがとても大切です。

他の国に住むことも素晴らしいです。

人が違っても、言葉が違っても、文化が違っても、”心は皆 同じ人間”とわかるようになります。

私は英国人であることを誇りに思います。国際的で、オープンで、外向きの国ですから。

英国のEU離脱、 “BREXIT”ということがあるので、英国の特徴が変わると心配している人がいます。ですけれども、英国との法的な関係が変わっても英国の特徴は変わりません。

歴史的に、世界の国の全部の優秀な人々やアイディアと文化を受け入れて来ました。それは英国の精神ですから変わる事はありません。」

以上、いかがでしたか? 優しい語り口と、ほとんど原稿を見ないで自分の言葉で生徒に話しかける様子を是非動画でご覧になってみて下さいね。

さて、イギリス🇬🇧の話題をもう一つご紹介しましょう。2019年5月20日から、一定の条件を満たす日本人(詳しくはBritish Embassy Tokyoのサイトを参照して下さい)は英国入国の際、面倒な入国審査を免除され、eGateを通って入国できるようになりました。

私も英国の大学院を修了して以来、渡英する機会がなかなか無いのですが、今回の外相のスピーチを聞いて、またeGateのニュースを聞き、すぐにでも飛んで行きたくなりました。

皆さんも夏休みのご旅行に、または留学の行き先としてイギリス🇬🇧はいかがでしょうか?

Lingo Institute の講師はアメリカ人ですが、文法的な説明が丁寧に書いてあることもありイギリスのテキストを使用する事もあります。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを気になさる方もいらっしゃいますが、東京弁と関西弁の違いのようなものですのでそれほど気にする事はありません。大きく違う点についてはまたの機会にご紹介する事にしますね🍀