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Happy Children’s Day 🎏


こんにちは英会話と日本語のリンゴ・インスティテュートです🍎
皆様、GWいかがお過ごしでしょうか。

新緑が目に眩しいこの季節は何をするのも本当に気持ちがいいですね🌿

この時期は4月から学校や学年、職場環境が変わった皆さんもだいぶ落ち着いて来て、当校へのお問い合わせもチラホラ増える頃でもあります。

当校にお問合せ頂く方は「中3までに英検2級を取りたい」「学内交換留学試験までにIELTSのスピーキングを1ポイント上げたい」「昇進資格の為TOEICの点数を上げたい 」「今年中に原書でこの本を読みたい」「帰国子女で、英語力をキープしたい」「コロナ明けの海外旅行準備の為、夫婦で旅行会話を習いたい」など目的がはっきりと定まっている方が多いです。

リンゴでは、その目的に合ったテキストを選定し、その方に合ったレッスンをテーラーメイドしています。まずは40分の無料体験レッスン時に目的をお伝え下さい。レベルチェックをしながらお一人お一人に合ったレッスンをご提案させて頂きます🌿

HPの無料体験レッスンのお申し込みフォームからお問合せくださいませ。

英検対策 たった一問でスコアの1/3を占める?

こんにちは、英会話と日本語レッスンのリンゴインスティテュートです🍎

今回は、最近お問合せの多い”英検対策”の中でも特に ”ライティングテスト” についてのお話をしたいと思います。

英検は、入試における内申点の加点や学科試験免除を認められる事から、昨今受験を希望する生徒さんが増加していて、当校でも「レッスンに英検対策を盛り込んで欲しい」と依頼される事が増えて来ました。

2016年度に英検1級と準1級のライティングテストが改訂されると共に、新たに2級にもライティングテストが導入されました。そして2017年度からは準2級と3級にもライティングテストが導入され、”4技能が評価出来る資格”として認知されて来ました。

このライティングテスト✏️。”たったの一問”しか出題されないものの、”一次試験のおよそ1/3のスコアを占めている” 事をご存知でしょうか。

採点のポイントは

*課題で求められている内容がきちんと含まれているか。
*文法的に正しい英文や適切な語彙を使えているか。

は勿論のこと、

*英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか。

が求められています。

リンゴ•インスティテュートでは従前より ”Academic Writing ✍️ “の重要性を説いて、一定レベル以上の生徒さんにはレッスンにもライティングを取り入れて来ましたので、英検のライティング対策もお手のものです。

ライティングのレッスンというと、せっかくの英会話レッスンなのに、黙々と英作文をするイメージを持たれるかもしれませんが、実際は”4技能をフルに活用した総合的なレッスン”です。

ライティングのお題についての自分の意見を出したり、なぜそう思うのか等をクラス内でブレインストーミングします。

パラグラフィング(段落を組む)の段階では、構成が論理的に矛盾しないか、流れが自然かをディスカッションしながら進めていきます。

自分の意見の裏付けには参考となる記事やエッセイを読む事も必要です。

このように「書く」ためのレッスンは、ただ書くだけではなく、「話す」「聞く」「読む」事も大切で、英語の”総合力“を身につけるためには大変有効なのです。

英検対策のみならず、受験対策、留学対策、就職対策、ビジネス利用にもお薦めしています。 ✍️

新年度募集クラスのご案内

/>こんにちは。英会話と日本語レッスンのリンゴ・インスティテュートです。スタートの春🌸新年度(4月スタート)募集クラスのご案内です♪

火曜日 (15:30-16:20 )グループ/セミプライベート 小1生(初心者または初級)

火曜日 (16:30-17:20)グループ/セミプライベート 小1生(初心者または初級)

水曜日 (19:20-20:10)セミプライベート 中3生(英検準二級取得済み程度)

金曜日 (15:30-16:20)グループ/セミプライベート 幼稚園年長(初心者)

金曜日 (16:30-17:20)グループ/セミプライベート 小1生(初心者または初級)

⭐︎上記の他、一般プライベートレッスン、ビジネス英語、オンラインレッスンも随時受け付けております。HPのお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。

“Dream with ambition! Lead with conviction !”

“演説とは英語にて「スピイチ」と言い、大勢の人を会して説を述べ、席上にて我思うところを人に伝うるの法なり”

これは、封建時代の日本には無かった「演説」という言葉を作った福沢諭吉の言です。諭吉は1874(明治7)年に三田演説会を開催し、演説の意義と重要性を世に問いました。

一方、西洋では自らの意見を民衆に披露するスピーチは古代ギリシャ時代から盛んでした。歴史に残る名スピーチは今も語り継がれ、英語学習の手段としても使われています。厳選された言葉、韻を踏んだ文章、小気味良いリズム等、優れたスピーチを暗唱したりシャドーイングしたりするのはとても良い練習法だと思います。(私も学生時代、ケネディ大統領の就任演説を暗唱大会に出るために練習しました。 )

名スピーチと言えば、11/8に行われた時期大統領エレクトのバイデン氏と副大統領エレクトのハリス氏の勝利スピーチも聴衆の心を掴むものでした。政治的な支持/不支持は抜きにして、素晴らしいスピーチでした。

バイデン氏のスピーチはニュースでも多く取り上げられましたし、少々長いので、ここではハリス氏のスピーチについて取り上げようと思います。

今回のハリス氏のスピーチの中で特に心に残ったのは、子供達へのメッセージの一節です。(動画のちょうど5分あたりから)

“Dream with ambition, lead with conviction, and see yourself in a way that others might not see you, simply because they’ve never seen it before. And we will applaud you every step of the way.”
(高い目標を掲げて夢を見ましょう。信念を持って先頭に立ちましょう。前例がないからと他人があなたを制約しようとしても、他人には見えない自分を見つけましょう。その一歩一歩に私たちは拍手を送ります。)

BBCの日本語版サイトに日本語テロップ付きのハリス氏のスピーチが紹介されていましたので、是非動画でご覧下さい。話すスピードやリズム、表情なども是非参考になさって下さい。

https://www.bbc.com/japanese/video-54861200

英会話スクールの中高生向けレッスンってどんな事をするの?

Back to school 🏫
夏休みも終わり、学生の皆さんは新学期が始まりましたね。うまく気持ちは切り替わりましたか?

前々回のブログで、キッズコースのティーチング フィロソフィーについてお話ししましたが、今回は中高生のレッスンについてお話ししようと思います。

英会話スクールというと、どうしても幼児教育から小学生くらいまでの”お稽古事”か大人の方の”教養のため”や、お仕事で英語を使う方の”ビジネス対策”のイメージが強いようで、中学生、高校生、大学生の生徒さんの数は実際に少ないのが現状です。

特に中高生はというと、大学受験準備の為に塾や予備校には通うものの、”英会話スクール”というと何か軽いイメージで、余暇に会話を楽しむものという感覚があるのではないでしょうか。

リンゴ インスティテュートが提供する中高生向けのレッスンはそんなイメージとは全く異なります。学校や塾での勉強では”圧倒的に不足している部分”にフォーカスを当てています。それは「英語で自分の意見を建設的に述べる機会を提供する」ことです。

レッスンではこの目的に最適な市販のテキストを使用しています。学生達にモニターして実際に興味が持てるトピックが題材として取り上げられており、リーディングやディスカッション、ライティングをバランス良く取り入れたテキストです。欧米では幼少期から叩き込まれる”*CRITICAL THINKING”をベースとしてデザインされています。(*批判的思考(ひはんてきしこう)またクリティカル・シンキング(英: critical thinking)とは、あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法である。批判の定義については論者によって異なるが、共通的には、単に否定的になるのではなく、自身の論理構成や内容について内省することを意味する。21世紀に入り、批判的思考を教育カリキュラムに取り込む動きがある。by ウィキペディア)

それでは実際のレッスンの様子を順を追ってご紹介しましょう。

❶ 本文を読む前にPre-Reading section でトピックについてのブレインストーミングをしながら長文に出てくる語彙を予め確認しておきます。また、本文をロジカルに理解できるよう本文の構成を整理するお手伝いをします。

❷長文を読んでいきます。それぞれのパッセージには日々の会話に頻出する熟語や言い回しが出てきますので、その都度確認します。

設問に答えながらトピックについての理解を深めていきます。

また、文章の骨子やポイントが一目で分かるようにまとめます。

❸いよいよDiscussion です。様々な角度からトピックについての意見交換が出来るよう、設問が用意されています。

慣れないうちはサンプルオピニオンも用意されているので参考にします。

Discussion の最中はクラスメイト(または教師)の発言を書き留める練習もします。話すだけではなく、リスニングの力も身につきます。

❹宿題として簡単なエッセイ ライティングの訓練をします。ワークブックの手引きに従うと、書きたい骨子を簡素にまとめる事が出来るようデザインされています。欧米流のエッセイライティングのルールが身につき、将来的に論文を書いたり、プレゼンをしたりする際に大変役に立ちます。

また、次のレッスンの冒頭で教師と書いたエッセイについて口頭でやり取りしますのでここでも話す能力が身につきます。

以上、中高生向けレッスンの一例をご紹介しました。(*中高生でこういったレッスンを受けるには小学生のうちからキッズコースで英語の基礎知識が入っている事が前提となります。) こうした訓練を積み重ねていくと、大学入試や資格試験、はたまた留学のために特別な準備を焦ってする必要はありません。日常的に建設的に物事を考え、最終的に何らかの解決策や結論を出すトレーニングは将来様々な場面で役に立つ事でしょう。

“英語教育大改革”への備えは大丈夫? -Lingo Instituteの教授理念(キッズコース編)-

いよいよ2020年度から、英語が小学5年から正式教科に加わります。また、”大学入試共通テスト”(大学入試センター試験の後継テスト)に英語4技能を測る民間の資格•検定試験が本格導入されます。(最近では、TOEICが この大学入学共通テストからの撤退を表明し、話題となりましたね。)

これまでの高校英語教育はペーパーテスト形式で行われる大学入試対策の為にどうしても文法や読解力をつける授業に偏りがちでした。そこで文科省は今回の学習指導要領の改定でこれまでの学校教育で育てたい力と入試が問う力が十分対応していなかったものを、小•中•高校教育から大学入試まで一貫して”4技能の力をバランス良く育てる”ものとして進めるとしています。

4技能英語を教えなければならなくなった学校側や学習塾も対応に追われてんやわんやです。また、民間業者が請け負う英語の4技能試験も出来るだけ公平で厳正な試験が実施出来るよう対策を迫られています。

一方、当校Lingo Instituteは2001年の開校当初から一貫して4技能教育の大切さをお伝えして来ています。特に小さいお子様のうちから継続して通っていらっしゃる生徒さん達は中学から高校低学年のうちに”実践的な言語運用能力”を身につけ、その結果として英検の2級や準1級を取得される方も少なくありません。

さて、今回は二回に分けて、Lingo Institute での教授理念についてご紹介したいと思います。第一回はキッズレッスンについてです。

キッズ クラスのうちは”phonics “(フォニックス:英語の綴り字と発音との関係を教える教授法)に重点を置き、アメリカやイギリスで教えられるように指導しています。つまり、26のアルファベットそれぞれの音のみを使用しますので、子供たちは英語を英語として正しく聴き、発音できるようになり、いわゆるカタカナ英語の発音に陥ることはありません。

また、特に小さいお子さんの場合、歌やチャント(リズムを取りながら歌うように繰り返し発話する)を使用して楽しく学んで頂きます。楽しいと感じて頂く事が効果的に聴解、発音、語彙を習得できるポイントです。

また当校でのキッズレッスンでは、英語学習の為のゲーム(カードゲームやボードゲームなど)も多く取り入れています。子供たちは母国語や外国語を学ぶ際、”楽しい!”と感じた時に自然と言葉や表現が身につくものです。その日のレッスンの学習項目とは直接関係がなくても、ゲームをしながら子供たちは教師が自然に使用するたくさんの言葉やフレーズをピックアップしていきます。これは子供たちにとって、自然に英語を使うことを学ぶ大変効果的な方法です。

“楽しい教室活動”の他の利点は、それらの活動が子供たちに英語に対する良い第一印象を与える事が出来ることです。この事は後に英語コンプレックスに陥ったり、英語恐怖症になる事を防いでくれることでしょう。

つまり私どもが子供たちに最も習得してもらいたい事は、①”英語を英語として正しく聴き、発音出来るようにする事”と、②”一緒に楽しいと感じること”、そして③”外国語を学ぶことに対するプラスの思考•態度”なのです。

-次回、小学校高学年以降から中学、高校生向けのレッスンについてもお話し致します。-

英国🇬🇧は日本びいき?


梅雨がすぐそこまで来ていますが皆様お変わりありませんか?

先月はアメリカ🇺🇸の大統領が国賓として来日し、話題になりましたが、その一ヶ月ほど前、英国🇬🇧の外相、ジェレミー•ハント氏が来日されていたのをご存知でしょうか。(メイ首相が6/10に辞任されるので、外相としての任期も間もなく終了します。ちなみに彼は保守党の党首選に立候補しています。)

実はこの方は23歳の頃、英語教師をしながら日本語を学びに来日していらっしゃり、2年ほど在住されていました。よって流暢に日本語を話される外相です。

先々月(2019年4月)の来日の際には都立日比谷高校で特別講義をされました。その内容を是非紹介させてください。語学を学ぶ意義を分かりやすく、若い人の心に響くよう、ご自分の言葉で、しかも日本語でスピーチされています。(動画はBritish Embassy Tokyoのサイトでご覧下さい) 以下全文

「私が初めて日本に住むために来たのは23歳の時でした。日本語を学ぶために日本に来て…けれどもお金が無くて、昼は日本語の勉強、夜は英語の先生をしました。

日本語を学ぶ事は大変でした。一番大変なのは漢字を学ぶこと。2,000字覚えました。

日本の精神、日本のキャラクター、日本の人々を 日本語を学ぶまで 理解する事は難しかった。

だからあなた達は外国語を学ぶことがとても大切です。

他の国に住むことも素晴らしいです。

人が違っても、言葉が違っても、文化が違っても、”心は皆 同じ人間”とわかるようになります。

私は英国人であることを誇りに思います。国際的で、オープンで、外向きの国ですから。

英国のEU離脱、 “BREXIT”ということがあるので、英国の特徴が変わると心配している人がいます。ですけれども、英国との法的な関係が変わっても英国の特徴は変わりません。

歴史的に、世界の国の全部の優秀な人々やアイディアと文化を受け入れて来ました。それは英国の精神ですから変わる事はありません。」

以上、いかがでしたか? 優しい語り口と、ほとんど原稿を見ないで自分の言葉で生徒に話しかける様子を是非動画でご覧になってみて下さいね。

さて、イギリス🇬🇧の話題をもう一つご紹介しましょう。2019年5月20日から、一定の条件を満たす日本人(詳しくはBritish Embassy Tokyoのサイトを参照して下さい)は英国入国の際、面倒な入国審査を免除され、eGateを通って入国できるようになりました。

私も英国の大学院を修了して以来、渡英する機会がなかなか無いのですが、今回の外相のスピーチを聞いて、またeGateのニュースを聞き、すぐにでも飛んで行きたくなりました。

皆さんも夏休みのご旅行に、または留学の行き先としてイギリス🇬🇧はいかがでしょうか?

Lingo Institute の講師はアメリカ人ですが、文法的な説明が丁寧に書いてあることもありイギリスのテキストを使用する事もあります。

イギリス英語とアメリカ英語の違いを気になさる方もいらっしゃいますが、東京弁と関西弁の違いのようなものですのでそれほど気にする事はありません。大きく違う点についてはまたの機会にご紹介する事にしますね🍀

さいたま市の英語力が日本一??


✨Happy New Era, “REIWA”✨

新しい時代、令和の幕が開けましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。お祝いムード満点のGWも良いものでしたね。

さて、さいたま市民の皆様にはもう一つ嬉しいお知らせがあります✨ 実はさいたま市は国が定めた中3の目標英語力に到達した割合が全国で最も高かったのです!

国はCEFR(欧州言語共通参照枠)を基に、中3は一番下の”A1”にあたる英検3級 (高3は”A2”にあたる同 準2級) 相当以上の生徒の割合を50%とする目標を立てました。

そして2018年12月に、文部科学省が実施した調査の結果、”全国平均”は中3で42.6% (高3で40.2%)と 残念ながら国の目標に届きませんでしたが、実はこれにはかなり地域差があると指摘されていました。気になるさいたま市は??

実は目標到達割合が一番高かったのが、”さいたま市”の75.5%です✨2位の福井県(都道府県と政令指定都市でのランキングなので”県”)の61.2%を大きく引き離してダントツの1位でしたLingo Institute も微力ながらこの結果に貢献出来ているかもしれないと思うと嬉しいです。

当校は2001年の開校時から多くの子供達にキッズレッスンを提供して来ました。早くは4歳からスタートし、小学校の低学年、中学年までは皆さん楽しく学んで頂けるのですが、高学年になると受験対策の塾が忙しくなり、止む無く退会する方が多いのが現状です。

ところが中学、高校まで続けて下さった少数派の生徒さん達は殆どが前述の国の目標を軽くクリアしています。英語力がグンと伸びるのは実は中学生になってからだからです。

中学校に進学し、学校で本格的に文法の勉強が始まると、幼児期から楽しく感覚的に学んだ事が体系的に理解できるようになります。今まで何となく耳で覚えていたジグソーパズルのピースがカチっとハマっていく感覚です

“英会話スクール=お子様が小さいうちだけの楽しいお稽古ごと” という一般的な概念から一歩進んで、”生涯役に立つ基礎教育”と捉え、年齢に合わせて段階的かつ系統的に学んでみませんか? 幼児、小学生、中学生、高校生、大学生それぞれに合った総合テキストを使用したレッスンを提供しています。

もちろん大人の方にも目的に合わせたテキストをご用意していますのでお問い合わせ下さい。

自動詞 vs 他動詞?

こんにちは。英語学習に役立つ情報を日本語教師の視点から毎月お届けしています🍁

リンゴ インスティテュートは英会話スクールであると同時に日本語スクールでもあります。外国の方々に日本語を教えていると”ああ、これって日本語的な用法で、英語だったらこんな言い方しないよなぁ”と感じる事が多々あります。

裏を返すと日本人が英語を話す際に、日本語的な表現をそのまま英訳しても、英語話者には意図が伝わっていないかもしれません。

例えば、上級の日本語学習者でも苦労するポイントの一つが日本語の”自動詞”の多用です。自動詞を使った文とは、”火が消える”など動作主は特定されず、また目的語を必要としません。一方で他動詞を使った文はというと、”彼は火を消した “のように動作主である”彼”や、”火を “という目的語がはっきり示されています。

実は日本語には この消える/消すの他にも上がる/上げる 開く/開ける 落ちる/落とすなど自動詞/他動詞のペアがたくさんあり、日本語学習者にとっては覚えるのが一苦労です💦

英語にももちろん自動詞と他動詞の区別がありますが、自動詞を使う機会は自然現象や人や動物の自然な行動、活動を表現する場合などに限られており、それ以外の多くの場合では他動詞が使われる事がほとんどなのです。

ですから日本語学習者にとっては”なんでこんなにたくさん自動詞を覚えなきゃならないの😓”と不満が出るのもわかるのですが、普段日本人は気づかぬうちにたくさん自動詞を使っているので、自然な日本語を話そうとすると どうしても自動詞の出番があるのです。

例えば 

「会議で決まりました」

「コップが割れました」

「シャツが汚れました」

それぞれ自動詞が使われていますが、どの文も結果がフォーカスされ、”誰がその行動をしたのか”は曖昧になっています。これらを他動詞を使って書き換えてみますと、

「会議(の参加者)が(このルールを)決めました」

「(私が)コップを 割りました」

「(彼が)シャツを 汚しました」

 

のように”誰が”という動作主と”何を”という対象をはっきりさせないと文章が成り立ちません。

日本語では責任の所在を曖昧にしたい時などに良く自動詞を使います。私もよく自分で”壊した”(他動詞)くせに「これ”壊れ”(自動詞)ちゃった!」などと言って責任逃れをしたりします。。。だって、そういう文化なんだもん😅と文化のせいにしたりして…

ただ、英語を話す時には気をつけなければなりません。自動詞は他動詞に置き換えて、主語と目的語をはっきりさせた方が伝わりやすいです。上記の例文などでは責任の所在を明確にする必要がありそうですね… それも文化ですから。(汗)

皆さんも英語でコミュニケーションする際は「そうだ、”他動詞”思考だったよな」と思い出してください。英語を話すという事はただ日本語をそのまま英訳するのではなく、”マインドセットも変える”必要があるようですね🍁