インフルエンザ対策にマスクは効果なし?

こんにちは、リンゴインスティテュートです🍎気がつけばもう12月なんですね。ついこの間まで暑い暑いと言っていたのが信じられないです…

先月の終わり頃から体調を崩す方が多く、特に小学生の間ではインフルエンザが流行しています。先日もグループほぼ全員がインフルエンザに罹患してレッスンが中止になったクラスがあります。まだまだ流行シーズンが続きますので何とか予防したいですよね。

そんな中、先日インフルエンザの予防策に関してショッキングな記事を読みました。Newsweek紙によると、”マスクに実は効果なし”というものです。

インフルエンザの予防としてはワクチン接種がありますが、イギリスの研究ではワクチン接種の有効率は15%ほどで、”二段構え”の対策が必要との事です。

そこで良く使用されるのが、お馴染みのマスクです。海外ではマスクをしている人を殆ど見かけず、マスクをしている人は”何か悪い感染症を持っているのでは”と避けられがちですが、日本では花粉症シーズンや、風邪、インフルエンザ対策に大活躍ですよね。

インフルエンザは主に飛沫感染するので、”飛沫感染から身を守る”のと、人にうつさない”エチケット”の意味でマスクを使用する人が多いと思います。

ところが、2009年に米国医師会報に掲載された実験によると、マスクには期待ほどの効果がない事がわかったそうです。

調査は、「普通のマスク」と0.3ミクロンの微粒子を95%以上防げる「N95マスク」を着用した446人の看護師に協力してもらい実験したところ、普通のマスク着用者の24%、N95着用者の23%がインフルエンザに感染したそうです。この数字を効果があったとみるか、なかったとみるか実に微妙です…

ただし、マスクには”口や手を触らない効果”はあると言います。私達は無意識のうちに平均1時間に23回も顔を触っているようで、マスクがある事でウィルスのついた手で口や鼻を触って感染するリスクは抑えられますね。24時間、適宜新しいマスクに取り替えながらという条件付きですが…

結局、「予防の最善策は手を良く洗い、顔を触らない事だ」と記事は結んでいます。

日本では混み合う電車やバス、狭いオフィスや住空間の中で、くしゃみや咳をした場合、たとえ気休めであってもマスク着用しているとお互い安心感がありますよね。ですので全くの無意味とは言えないと思いますが、マスク以前にこまめなうがい、手洗いでこの冬を乗り切って頂きたいと思います。

さて、皆様、今年一年も大変お世話になりました。ありがとうございます。
12/27(金)から1/3(金)はリンゴの冬休みになります。1/4から通常授業です。(日曜日、月曜日は定休日)
皆さまお健やかに、どうぞ良い年末年始をお過ごし下さいませ🍎